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　早朝、その日半日をともにする四人の紳士淑女が、山々草木に囲まれる大自然の下に集まった。彼らは常日頃行動を共にする仲間なのかもしれない、はたまた互いに全く見知らぬ人なのかもしれない。しかして、そこでは関係なぞ、ゴルフの名の下に均される。四人は同じ自然の道を歩む同行者なのである。
　四人は己がゴルフをする。
　一人は競技としてのゴルフを全うしようとし、一人は一打一打にギャンブルを見出した。又、一人は自然の中に瞬間の離俗を試みて、一人はプレー後のビールを楽しみにしていた。
　四人は合間合間に談笑しつつも、頭の中では自らの城を築きあげる。例えば、道中、一人は一打に喜びガッツポーズ、その隣で一人は一打に泣きぐずる、他二人は感情を表には出さない。そんな場面にも四人は互いに内面には入り込まない。冷たくも、ここでは個人と社会が奇妙な形で同居しているのであった。
　プレー後、四人はともに夕食を摂る。ゴルフの話、ゴルフ以外の話。見知らぬ中でも変わりはない、旅の連れの果ては仲間。またね、またなと言い合って別れる。
　その50年後、同じ四人の老人老婆が早朝の自然の下集まった。一人はプロゴルファー、一人はギャンブルで身を崩した阿保。又一人は僧侶となって、一人は水筒に酒を入れている。それでもゴルフをする。又、自らの城を築きあげる。

　当ゴルフ部は各々のゴルフスタイルに対して自由な活動をしております。話の四人のように、部員それぞれのゴルフスタイルも様々です。
　定期的な練習日は設けておりませんが、大体週二回ほど、来れる人を集い練習場に行き、又、月一回か二回のラウンドに出ています。個人で練習に向かうこともあります。
　皆ゴルフが好きで集まり、互いのゴルフ欲を満たしています。
　ゴルフの魅力は個人プレーでいながら仲間がいること、老いてもなお続けられることと筆者は思います。実際、或る部員の祖父は臓器半分取っても、その部員に勝る腕だそうです。
　経験者も初心者も歓迎！神戸で50年後再びともにゴルフができる仲間になりましょう！