COMMENT

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。神戸大学体育会サッカー部は100年以上の歴史を持つ伝統ある部活動です。2021シーズンは関西学生サッカーリーグ2部に所属し活動を行いました。関西学生サッカーリーグは1部、2部、3部、4部の計4つのリーグで構成されており、私たちは最終的な目標として1部昇格を掲げています。昨年度は基本的にA、B、Cの3つのカテゴリーに分かれて活動しました。神戸大学サッカー部では、関西学生サッカーリーグの他に「インディペンデンスリーグ」、「リスペクトリーグ」という公式戦にも参加しており、B、Cチームの選手にも公式戦出場の機会は十分にあります。4月から11月のシーズン中は毎週末に公式戦があり、オフシーズンはトレーニングと練習試合が中心です。
1部や2部の強豪私立大学には、サッカーをするために集まった有力選手が数多く所属しており、サッカーのスキルは私たちより格段に上です。勉強を第一に考えて入学し集まった私たちでも、そんな集団を相手に互角に渡り合えることを示していきたいと考えています。
2021シーズンは「サッカーを学び、サッカーから学ぶ」というチーム理念のもと、「利他実績」「凡事徹底」「七転八起」という3つの価値観を重視して活動して参りました。コロナウイルスの影響で試合がない時期もありましたが、日々の練習を通じて個人の能力向上とチーム戦術の浸透を図り、2部リーグを戦いました。今シーズンは、昨年度目指してきた個の成長やチームコンセプトを引き継いでいくとともに、学年関係なく全部員が責任感を持ってチーム運営に携われるような体制・組織づくりを行います。また、2020、2021シーズンには残念ながら開催出来ませんでしたが、今後も機会があれば神戸大学周辺の清掃活動や地域の小中高生を対象としたサッカー教室、交流試合といった地域貢献活動も継続し、地域の方々から注目され応援していただけるような組織を目指していきます。
体育会の部活である以上、競技力の向上や結果を求めることは当然ですが、あくまでそれは手段に過ぎません。競技力向上や結果を追い求める中で育まれる人間としての成長こそ最大の目的だと私たちは考えています。